あなたの乳房にこんな症状はありませんか?
- しこりのような、なにか硬いものがある
- なんとなく痛い、つっぱるような感じがする
- 乳房の一部がへこんでいる、ひきつれたような感じがする
- 授乳が終わったのに乳首から分泌物がある
- 乳首がただれている
- 乳房が赤く腫れて、触ると痛い
このような症状があるからといって、必ずしも乳がんというわけではありません。乳腺は触っただけでは良性か悪性かわからないことがほとんどで、良性の疾患もたくさんあります。乳房の症状でお悩みの方は、まずは乳腺外科外来(保険診療)にてご相談ください。
乳腺外科外来(保険診療)
乳房にしこりや痛みがあるなど自覚症状のある方や検診で精密検査が必要となった方が受診していただけます。保険診療による診察となります。
外来診療の流れ
マンモグラフィ、超音波検査(エコー検査)を受けていただき、専門の医師が診察をします。
【費用の目安】
マンモグラフィ+超音波検査(エコー検査):3割負担の方は約5,000円、1割負担の方は約3,500円
(初診の方や再診の方で多少金額が変動します)
さらに精密検査が必要となった場合には、穿刺吸引細胞診や針生検、外科的切開生検を施行し、正確な診断を行います。
検査の結果乳がんと診断された後の流れ
連携している医療機関へ当院の診療データとともに診療情報提供書を作成し紹介します。
乳がんの予防について
乳がんの原因には様々な要因が挙げられますが、日々の生活でも気を付けることがいくつかあります。
(イラストをクリックで乳がんになりやすい人の内容を確認できます。)
当院では乳がん予防、乳がん術後の方の再発予防のため栄養・生活指導(ウェルネス外来)を行っています。
乳腺外科では乳腺外科外来(保険診療)と乳がん検診を行っています。
乳がんセルフチェック
バスタイムや就寝前に乳房をチェックする時間をもちましょう
- 乳房のしこり
- 乳房のくぼみ
- 左右の大きさ、形などのバランス
- 乳頭からの異常分泌
鏡の前で乳房をよく見る
- 真っ直ぐ立って左右のバランスをみます。
- 手を頭につけたり腰に当てたりしてみます。
- 体を前に曲げてチェック。
入浴時に乳房を入念に触ってみる
- すべりをよくするため石けんをつけます。
- 4本の指と手のひら全体で触って、しこりがないかをチェックします。
- 脇の下もチェックしましょう。
仰向けで脇の下をじっくりなぞる
- 右肩下にタオルを入れます。
- 左手で右乳房を小さな円を描きながらしこりがないかチェックします。
- タオルを左肩下に入れ替え同様に左乳房もみます。
乳頭を軽くつまんでみる
- 乳頭をつまみます。
- 血液や黄色い分泌液などが出ないか確認します。
どうしてセルフチェックが必要なの?
乳がんの患者さんの8割は自分でしこりを見つけて病院に来られています。乳がんの早期発見には、定期的に健診を受けることが必要ですが、何よりも月に1回のセルフチェックがもっとも大切になります。月に1回のセルフチェックの習慣を身につけ、継続して行うことで、普段とは違う乳房の変化に気づくことができます。